音楽の伸びどき

2025年05月16日 15:58

音楽って、早く始めればいいの?

皆さんこんにちは!

柏駅から徒歩10分、明原にある音楽教室、飯生(いいの)音楽教室です。


今回は、音楽の始めどき、伸びどき、について、考えていることを書いてみようと思います。


ピアノというと、早く始めた方がいいのでは?
とか、
もうこんな年齢だし、、、と遠のいてしまう方など、いらっしゃるかと思います。


私の経験や、学生時代の周囲の仲間、音楽家になってからの周囲の活躍などを見ていると、

「遅いということはない」

ということが基本かなと感じています。


ただ、ピアノは体を使う楽器ですので、ある程度成長してからですと、例えば指が開きにくいとか、「ピアノ演奏にあった姿勢」というものが、身につきにくくなることは事実です。

ですが、「全く演奏できない」ということでは全くありません。
楽譜ももちろん読めるようになります。


小さいうちからは「慣れ」の部分が大きいですが、ある程度成長してからでしたら、今度は理論的に説明を理解する力がついているので、少ない説明で身につけられることも多いのです。


また、小さい頃からずっとモチベーションを高く保ち続けることは、結構難しいことでもあります。


私は、毎回のレッスンで、自宅練習でできる工夫やコツを惜しみなく教えています。


表現力が優先しすぎてしまうと、妙な体の揺れなどが起きて、一音一音のバランスが崩れがちだったりします。


YouTubeなどで、コンクール入賞者などの素晴らしい演奏が紹介されていますが、体全体の表現が、演奏の理にかなっている場合もあれば、あまりそうではない演奏もたまに見かけます。

当教室では、コンクールは生徒さんの自主性にお任せしています。(いざ目指したいと思った時に困らない基礎力を身につけるようにしています)

ですが、それよりも、将来的に体を痛めることなく、楽しく音楽を続けていけるレッスンを心がけています。


続いて、「伸びどき」についてです。


これは、とても個人差があります。

私自身の経験では、「精神的な成長が大きく前進したとき」と「演奏の伸びどき」は重なることが多い気がします。


練習の自己管理ができるようになるだけでなく、人間的なさまざまな感情を多く体験した人は、表現(奏でる音)にも色彩が出たりします。


あまりにも環境が整って、不自由なく練習できる環境にいても、このような体験が少ない場合、表現が単調になっていたりします。



私個人的には、せっかく音楽をやっているのなら、人生を通して、さまざまな体験を(特に感情面において)重ねていってほしいなと感じています。


「喜怒哀楽」だけでなく「悔しさ」や「絶望」、「絶頂にいる感じ」、「言葉にならない不安」なども、音楽表現では肥やしになったりするものです。



お子さんをお持ちの方は、当たり前に「子どもの幸せ」を願い「子どもの笑顔」のために、毎日愛情をたくさん注いでいらっしゃることと思います。

ですが、時にうまくいかなくて行き詰まってしまっても、それが無駄になることは決してないと確信しています。



ぜひ、ピアノを弾いたり、歌を歌ったり、絵を描いてもいいと思います。
あるいは詩を書いたり、文章を作ってみたり。。。



もがいている最中も「伸びどき」ですし、「乗り越えた先」にも「伸びどき」があります。



私は、生徒さんがこれからどんなタイミングで、どんなスピードで伸びていくか、とても楽しみに感じています。

ただ、人生経験に依存しているわけではなく、基礎基本は、レッスンで一番大切にして、どの生徒さんにも身につけていただけるようなレッスンを心がけています。



ぜひこの機会に、体験レッスンにお越しいただければ幸いです。


なお、6月は、体験レッスン無料月間です。
多くの方にお越しいただけることをお待ちしております。


お問い合わせは、ホームページのお問い合わせフォームより、お願いいたします。


記事一覧を見る